日記

パーク・アンド・タワー

連休ですね。

天気はいいのですが、お仕事されている方も多いと思います。

お疲れ様です。

設計の仕事もそうですが、連休空けの締め切りって多いのが常ですよね。

さて、前回のブログで「機械」という言葉から始まって、コルビュジェの話になりましたので、今回も少しコルビュジェのことを書こうと思います。

彼が面白いのは、効率化された都市を計画することによって、人間と人間、そして人間と自然がうまく共存できると考えたところです。

トニーガルニエの工業都市計画やエベネザー・ハワードの田園都市も、もちろん人間と自然の関係を考慮していますが、コルビュジェの都市計画はこれらの都市計画とはまったく異なります。

コルビュジェが提唱した都市は、100階建て以上の高層ビル(マンション)を間隔を大きくとりながら、建てていくというものでした。高層ビルの下には信号の無い高速道路をメインとした交通網と広大な公園が広がっています。電車は全て地下鉄とします。

高層ビルには住戸はもちろん、店舗もオフィスも学校も交通以外の全ての施設が備わっています。

人は、家からオフィスや学校へはエレベーターで移動するため、無駄な時間はかかりません。

地上に下りれば広大な公園でリラックスできます。

そのうえ、電気や上下水道といった設備も集中するので、無駄がありません。

つまるところ、彼が提案したのは、都市の密度を上げて効率化し、その副産物としてできる大きな余白(自然または公園)を楽しみましょう、ということでした。

また、中途半端な高密化は、かえって人間や自然の毒だということです。

なぜなら、中途半端な高密化だと交通も設備も無駄が多くなり、余白も中途半端になり、これでは人間も自然も生存しにくい環境となってしまうからです。

例えば、都市の小さなどんぐり公園ではカブトムシは生存しませんよね。生態系が多様化するには、ある程度まとまった広さが必要なのです。

それでは、現在の都市、東京はどうでしょうか?

都内で小さい敷地で住宅を考える際、いつも、コルビュジェのことが頭に浮かびます。

自然を救済することは、人間を救済することと同意だと、彼はいち早く気付いていたのだと思います。

カテゴリー: 日記 | 投稿日:2007/02/12 | 投稿者: