House with Elf

エルフの家

(c) Takumi Ota

  • 竣工年  :2001年
    設計   :高崎昇+flathouse
    所在地  :東京都
    敷地面積 :85.03m2
    建築面積 :50.35m2
    延床面積 :125.63m2
    鉄筋コンクリート造

    敷地は東京都のベットタウン世田谷区である。クライアントでもあり、共同設計者でもあるデザイナーのT氏と愛犬エルフのために建てられた住宅だ。南側の隣地が緑道という好条件を利用して、そこからも愛犬との散歩の出入りが出来るように緑道に面してサブの玄関ドアを設置した。また、1階は靴を履いたままでも良いように石貼りとし、大きな洗面室と浴室を設けエルフや他の犬たちが脚を洗えるようしたため、ここは犬たちが一休みする「道の駅」のような場所となった。2階3階も大型犬と一緒に住むことである程度汚れても気にならない素材を選んだ。開口部回りだけはディテールの精度を上げ、外部からの光や風、季節ごとに姿を変える緑道の樹木が室内からストレートに感じられるようになっている。建物の外郭の構造はRC造としたが、2階と3階の床を木構造として将来の改築がフレキシブルにできる構造形式とした。断熱は外張り断熱とし、緑道側の外壁には木を張り、年月と共に建物自体が緑道に溶け込んでいくことを期待している