CAROLLA YAMAGUCHI NOZOMICHO

(c) Takumi Ota

  • 山口県下松市望町に計画したカーディーラーです。
    この地域は古くから工場地帯として栄え、今でもその面影がうかがえます。その面影に寄り添うように建ってほしいと思いデザインしました。
    外壁は工場では一般的に使用される、宇部産のスレートを劣化しないように保護材を併用しながら使用しています。内部空間も工場のように柱の無い大スパンのトラス構造とし、設備とともに隠さずにむき出しにしています。一方、壁の一部に不燃処理をした杉材を使用しているため、工場の素気なさを残しつつも、全体としては柔らかい雰囲気の空間となっています。1階のホールから2階のミーティングエリアへの緩やかなスロープに沿った壁の棚には、様々なジャンルの本やオーナメントが並べられていることも一役買って、この施設は、カーディーラーの枠に留まらず、地域の方々に親しまれるコミュニティーセンターのように活用されるようになりました。特にひな壇上のミーティングエリアは、時折、ミニコンサートなど地域の交流会が開かれます。工場のような機能性と図書館のような居心地の両立がこの建物では実現されています。