House along Akikawa street
(c) Takumi Ota
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竣工年 :2009年
設計 :flathouse
所在地 :東京都
敷地面積 :116.85m2
建築面積 :52.17m2
延床面積 :91.13m2
木造2階建
東京でもとりわけ自然が多い秋川に計画された住宅。
親世帯の母屋の前庭だったところに子世帯のための「離れ」として計画した。そのため、母屋の環境にできるだけインパクトを与えないよう、ボリュームを抑えたシンプルな形状としている。シンメトリー構成の中心を吹き抜けとし、その空間を視界が突き抜けるように大きく開口を設けた。道路からこの建物を見たとき、窓から内部空間を突き抜けてその奥の外部空間にまで意識がいくことができたらと考えたのだ。一方、外観はできるだけ素朴な存在とするため、無地のサイデイングをクリア塗装で仕上げている。開口の下部の引き違いサッシは既成品を使用し、上部のフィックスサッシは下部のサッシの幅に合わせて現場で製作した。アルミの鋼材や木材を使い簡素に製作したフィックスサッシは既製品よりもすっきり見え、かといって工場で加工したもののような仰々しさはない。内部の壁はMDFで統一し、開口部の額縁もMDFで仕上げてある。窓からの風景がMDFのさらりとした素材を通り抜けて反対側の窓へとつながっていく。