2012-01
Think House Project 2012
皆さん明けましておめでとうございます。
昨年は忘れられない震災があった年でした。
今年は皆さんと少しづつ、そして一杯良いことがある年にしていきたいと思います。
当事務所フラットハウスでは”Think House Project”と名付けて、これからの世界に本当に必要になる住宅を考えるプロジェクトを立ち上げました。
まずは住宅を基本から見直し、最終的には大規模建築にも生かせるアイデイアを蓄積していきたいと思います。
クライアントの皆さんは家の設計を依頼されるとき、必ず言われる3つの要望があります。
1,明るい家
2,風通しの良い家
3,冬暖かく、夏涼しい家
単純な要望ですが、実はこの3つのすべてを満たすことは決して簡単ではありません。
それは、実際に設計をしてみるとわかります。
たった3つの要望なのに、たくさんの妨害するな事柄(敷地の条件、建築基準法等の法規、サッシの規定寸法、構造的な制約等々)が私たちの行く手を塞ぎます。
これまで、この3つを大金を積み力技でそれらを解決するか、なんとなくごまかしごまかし気持ちの良い家にもっていく(これが設計のテクニックの一つかも知れませんが、)しか方法がありませんでした。
その一方で、相変わらず、全面ガラス張り等アート性の高い住宅がメディアを賑わせています。
アート性の高い住宅は決して悪いわけではありませんが、それは建築の進化の過程での特殊解でしかないのではという疑問を感じていました。
昨年はそんな状況で起こった震災でした。
一つ興味深いことがあります。それは被災地では全面ガラス張りの建物の計画が無いということです。
被災地では基本的な性能を持たない特殊解のような建築は必要とされていなく、むしろそれは不謹慎という暗黙の了解があるのではないでしょうか。
その考え方は被災地だけでなく、日本全国そして世界に広がっていくと思います。
1,明るい家
2,風通しの良い家
3,冬暖かく、夏涼しい家
フラットハウスでは、住宅の性能と空間を本質から見直し、アート性でごまかさず、このたった3つのことを簡単に満たす方法を確立していきます。
”Think House”
flat houseにご期待ください。