2006-12
仕事納め
今年、建築界は変わりました。
正確には、変わり始めましたというべきでしょうか。
そのため、クライアントのみなさんも我々設計者も、あたふたした一年だったと思います。
建築界は耐震偽造事件で、膿み出しが始まりましたが、まだまだ古い体制がはびこっているのが現状です。
しかし、今年を機に建築界は本当にあるべき状態になっていくと思います。
そういった意味では、建築界は来年から明るい未来が始まります。
フラットハウスでも来年に持ち越しのプロジェクトがいくつかありますが、どれも明るい未来を象徴する楽しい建築ばかりです。
来年はフラットハウスのHPもリニューアルする予定です。
今年お世話になったクライアントのみなさん、本当にありがとうございました。
それから、現場監督のみなさん、職人のみなさん、フラットハウスのスタッフ、一年間お疲れ様でした。
みなさま、良いお年をお迎えください。
由
打ち合わせ
14日(木)は工事着工前の会議でした。
現場監督の意見はいつも勉強になります。
いい現場監督は自信があり、段取り上手です。
監督さんはたくさんの職人さんをまとめなければいけないわけですから、決して簡単な仕事ではありません。
そういえば、自分が建築家という職業を知ったのは高校2年生ぐらいのころだったと思います。
私はあまり人と仕事を共有することを望まず、本当は一人でこつこつと仕事ができる職業がいいなと思っていました。
そのとき建築家は小説家と同じように、一人でこつこつする仕事なのかな、とおぼろげながらイメージしていました。
だから、この道に進みました。
が、実際は違いました。
この仕事はコミュニケーションとディレクションが一番重要です。
建物は、クライアント、現場監督、職人さんなど、たくさんの人が関わってはじめて完成します。
そうなると、コミュニケーションで仕事の質が決まるのは必然なんですね。
いつも、そのことを意識して仕事しています。
現場監理
昨日は小雨の中、二つの設計した建物の現場監理にいきました。
現場監理のハシゴです。
最初に、始まったばかりの現場。
その後に、もうすぐ終わる現場。
ちゃんと指示通り配筋がなされているか。
コンセントの位置があっているか。
設備配管は間違っていないか。
たくさんのチェック項目を見ていきます。
こうした一つ一つの地味な仕事が、最後の完成に結びついていくわけですね。
それを考えると、現場監理はいつも気が抜けません。
手帳
今年もあとわずかですね。
僕のこの時期一番の関心は、紅白でもK1でもなく、手帳です。
一昨年までは伊東屋オリジナルのすごく小さな手帳と、やはり伊東屋オリジナルのメモ用手帳を使っていました。
去年から、少し気分を変えようと、モールスキンの見開き一週間の手帳と、やはりモールスキンの方眼紙のメモ用手帳を使いました。
が、・・・
この取り合わせはいまいちでした。
そこで、来年はもっと快適な手帳ライフをおくりたいと思い、11月には悩みに悩んで能率手帳の時間軸が入った手帳を購入しました。
が、・・・
12月になるまでに、飽きちゃって・・・
友達にあげちゃいました。
そこで、先週銀座伊東屋に行き、伊東屋オリジナルの24時間手帳を購入しました。
が、・・・
糸井重里さんプロデュースの「ほぼにち手帳」が気になります。
来週、渋谷ロフトに行って現物を見てこようと思います。
あまり早く手帳を買いすぎるのも問題ですね。
来年になるまで、迷っちゃいますから。